スポンサーサイト 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
 
FC町田ゼルビアの美学 
今春発売になったばかりの「FC町田ゼルビアの美学」を、お得意の
JP Booksさんを通じて、日本から取り寄せた。あまりにも素晴らしい
内容で、手元に届いた次の日の朝には全部読み終わってしまった。

今年のJ2の試合をフォローされている方はお気づきだと思うが、FC町田
ゼルビアのピッチでの戦い方は、およそ昇格直後のチームとは思えない
ものだ。どんな相手にもリスクを恐れずパスをつないでいくし、どんなに
失点しても攻撃的なスタイルを崩さない。これは、FC町田ゼルビアの
サッカーが単純な勝利至上主義ではなく、あくまで「理念」に基づき、
「美しいパスサッカーのもとに勝つ」ということを目標にしているからだ。
ただただ結果を求めるのであれば、J2に上がったばかりの今年は、
もう少し守備に重点を置き、攻撃は中盤をある程度省略することでリスク
を減らしてカウンターを狙うといった形になるのだろう。しかし、FC町田
は敢えてそれをしない。

僕がFC町田ユースでプレーしていた頃から(というかチーム創設以来)、
ずっとその理念は変わっていない。「美しくパスを回して勝つ」という
ことを強く言われた。当時を振り返ると、クラブチームにはあまり
見られない、厳しい「走り」の練習がかなり多く盛り込まれていた。
たしか火曜日だったと思うが、毎週決まった曜日は、ボールを一切使わずに
兎に角走らされた。根性サッカーではない。美しいパスサッカーのためだ。
美しいパスサッカーと聞くと、パスの練習を沢山していると思われる方も
いらっしゃるかもしれないが、セレクションに合格したりスカウトされて
入ったりした選手は、足元の能力はそもそもある程度備わっている。
問題は、どれだけ人が動いて各局面で多くのパスコースをつくれるかだ。
即ち、パスサッカーには、走力と、疲れていてもサボらない強い気持ちが
必要とされる。また、パスをつないで攻めていくと、ボールを奪われる
リスクも上がるので、奪われた時の切り替えも重要であり、これも
また前述の素養が必要になる。ジュニアからトップチームまで、この
理念に基づいた準備をし、試合に臨んでいるのだ。

理念を貫くことへのこだわりは、チームの運営にも見られる。FC町田は、
「おらが町のチーム」として、地元住民、地元行政と三位一体で
運営していくことに強くこだわる。財政面での厳しさを指摘されて
いるが、本当は、大企業に大株主になってもらえば、解決する問題
なのだ。しかし、FC町田はその選択肢を最初から消している。
なぜなら、そこに逃げてしまうと、「その企業のチーム」になって
しまい、もう「おらが町のチーム」ではなくなってしまうからだ。

ここまで、「地域密着」というJリーグの理念にしっかりと合致している
チームはJでも珍しい。

そして更に、FC町田ゼルビアがJリーグの理念を体現しているポイント
がある。それは、FC町田が、Jで唯一の、育成機関から始まったチーム
であるということだ。Jの多くのチームは、まず「Jに入る」という目的
ありきで設立され、後から理念や育成機関をつくっている。しかし
FC町田は、40名以上のJリーガーを輩出してきた育成組織から始まり、
そういった子どもたちの将来の受け皿としてトップチームを後から
作ったのだ。町田のチビっ子が、大人になるまで「美しいサッカー」
を続けられるようにしてあげたいという思いからできたトップチーム
なのだ。

上記は僕の稚拙なサマリーであるが、名著「FC町田ゼルビアの美学」
には、これらの内容がストーリー調でとても分かりやすく楽しく
書かれている。FC町田ゼルビアのファンの方には必読の書だし、
もしそうでなくても、各種スポーツチームの運営に携わられる方、
スポーツ業界にご興味がある方には、是非読んで頂きたい。

素晴らしい本を発行して下さった著者の佐藤拓也さん、発行元の
出版芸術社さんに心から感謝したい。ユースにいたにもかかわらず
この本を読んで初めて知った事実もあり、できれば自分がFC町田
に入る前にこの本を読んでいたかったなあと思った。
スポンサーサイト
 
 
Path to Power2 
昨日ブログに書いた「Paths to power」という授業に触発され、
推薦図書として挙がっていたJeffrey Pfeffer氏著の
「Power ~Why some people have it and others don't」という本を
読んでみた。軽いタッチの本なので、一気に読み終えることができる。

軽いタッチだが結構豪快な語り口で、いかにしてパワーを得るべきか、
パワーを会得しないとどういうまずいことになるかが書かれている。

「怒ることによって相手よりもパワーを持っていることを示すことが
できる」など、中には大きく疑問符をつけざるを得ない内容もある。
しかしチャプターによってはとても為になったので、もし読まれる場合
にはご自身の価値観や人生観に照らして、選択的にご参考にされるのが
良いと思う。

Power
*ページは適当に開いただけなので、このページに特段の意味がある
わけではない。
 
 
ダイヤのA(エース) 
8年前に僕がGS時代に来たときにはまだ色々と課題が多かったのだが、現在の
ロンドンは、食べ物も格段に美味しくなっているし、天気も良いし(年間
降雨量は実は日本の半分くらい)、街並みはきれいだし、円高で物価も高く
感じないし、良いことばかりなのだが、不便があるとすれば、日本の
素晴らしいコンテンツの数々(Jリーグ、漫画、アニメ、バラエティなど)に
対するアクセスが限定的になることだ。

数々の素晴らしい漫画の中のひとつが、ダイヤのA(エース)である。

野球漫画に多いのは、弱いチームが強豪を倒していくストーリーだが、
ダイヤのAで主人公が所属している青道高校は、全国各地から選ばれた
選手が集まる野球の名門校である。主人公もスカウトを受け、長野県から
東京都にある当該高校へと渡った。

今日の甲子園決勝戦でも、「大阪vs"大阪"」などと、野球留学生の多い光星学院
を揶揄するような報道もされていたが、僕は野球留学、特待生制度を批判する
ことに反対だ。中学生の段階で自分の目標を明確にし、親元を離れてまで
夢を叶えようとする若者に対し、賞賛は浴びせても批判などもってのほかだと
思う。試合に出てきた強豪チームのメンバーを見た人の中には、あたかも彼らが
試合に出るために集められたように思う人がいるようだが、そういうチームは
当然ながら9人以上(というか100人内外)のハイレベルなプレーヤーを集めて
おり、野球留学生の中での熾烈な競争を勝ち抜いて、やっとの思いでグランドに
立っているのだ。わざわざ野球留学をしたのに試合に出られない、というリスク
を背負って、彼らは家を出ているのだ。地元にいれば楽々エースになれたかも
しれないのに。

若いうちから自分で高い目標を設定し達成する、その覚悟、その志、その
突破力に僕は尊敬の念を抱いている。もしそういったチームにはどうしても
甲子園に出てほしくないんだとしたら、自分が強くなって彼らに勝ち、
出場権を奪い取るしかないのだ。その覚悟もないのに、彼らの志を批判する
権利などない。

「公平」、「フェア」などの言葉の意味を履き違えている人が多いように思う。
強い者が正当に勝つ、良いパフォーマンスをした者が正当に勝つ、それが
公平であり、フェアなことだと思う。それでもどうしても文句があるなら、
とりあえず勝ってから言わないとカッコ悪い。

僕が通っていた慶應湘南藤沢中・高等部では、部活への所属が原則として
義務になっており、高校・大学への進学の可否を判断するためのスコアリング
システムの10%(当時)が、部活での貢献度となっている。僕は台湾代表に
なる、という夢を叶えるため、当該10%のスコアを諦め、FC町田のセレクション
を受けて入団し、部活には所属しなかった。周囲には良く思わない人もいたし、
実際に批判的なことを言われたこともある。足を引っ張りたかったのか、
僕のことが嫌いだったのか、理由は定かではないが。僕はもちろん
「何言ってるんだ?犠牲にするものは犠牲にして、自分の責任でやっている
んだから、関係ない人間が茶々入れるな。」としか思わなかったが、一部の
思慮の浅い人たちのせいで、頑張っている今の高校生が不当な批判に
晒されていることには納得いかない気持ちでいた。

僕は舌足らずで気持ちをうまく表現しきれないが、ダイヤのAは、この議論に
対するひとつの答えを秀逸な描写とともに示してくれている。
 
 
ドラゴン桜 
長澤まさみ、山P、新垣ゆい、サエコ、小池徹平、阿部寛など超豪華
キャストで人気を博したドラゴン桜というドラマがあったが、
奥さんが文庫本を持っていらっしゃったので、借りて読んでみている。
当時大好きで見ていたが、活字で読んでも面白い。

ドラマの時にも思ったが、あの時以上に、法的整理について分かりやすく
説明していて、倒産などに興味のある人には、とても良い入門書に
なるように思う。ポップなストーリーに乗せて、大筋を捉えることが
できるようになっているからだ。

前職時代、再生投資も相当数行ったので、このへんの法務知識には
それなりに明るくなった。当時、「法的整理の手引き」という
小難しい感じの本を読んで学んだが、ドラゴン桜を読んでから
入ったら、更に理解し易かったなと思うくらいだ。
 
 
60 
・「ここはゴミ山よりもいやな臭いがする。人間の腐った臭いがする。
人が死ぬと知っても、メシを食い、勉強をしろと言う。

・「おれの弟だ。よろしく頼む。」

・「もっともっともっと…強くなりたい。そしたら何でも守れる。誰もいなくならなくてすむ。」

漫画という範疇をとうに超越している。「道徳の教科書にしよう運動」始動。
まだの人は、書店へダッシュ!!↓
OP
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。