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MBA受験 
多くの方はご存知と思うが、MBA受験における合否判定は、かなり多面的な
評価に基づいて行われる。網羅性を確保できているか不確かであるが、
主な評価対象は:
・エッセイ
・レジュメ
・試験の点数(TOEFL&GMAT)
・推薦状
・過去の学生時代の成績証明書
・面接
といったものだ。

それぞれの要素について、受験を終えた今の個人的な感想を述べたいと思う。

まずエッセイ。これは最後に正直な思いを綴ったことが良い結果につながった
ように思う。執筆開始当初、戦略的に「合格しそうな内容」にデザインする
ことを意識しながら書いて、尊敬する会社の大先輩に、別件でお世話になった
タイミングでなんとなく見て頂いたところ、「君はこんなこと思ってないでしょ?
多分思ってないことを無理に書いてるから、ロジックに穴があるし、インパクトが
ないよ。」と言われ、抜本的に書き直した。その結果、LBSに出したエッセイは
自分の思いをぶつけたものになり、合格に加えてLondon Business School
Scholarという、特待生のような称号と奨学金までつけてくれた。
「合格しそうな内容」を無理に予想しながら書いていたら、そもそも合格して
いたか分からないし、もし仮に合格したとしても、stand outすることはないので、
特待生にはならなかっただろう。本当に、ものの30分程度で問題点をズバズバと
ついて下さり、「さすが先輩」といつもながら感謝と感動を覚えた。

レジュメは、当然事実を記すのみなので特に何も深く考えていないが、仕事上の
経験だけでなく、サッカー・音楽・華僑としての実績なども含めて書けたことで、
当然ながらNo.1にはなりようがないが、only 1と言えるものができたように
感じた。「こんなことビジネスと関係ないし・・・」と思わずに、アピールすべきと
思う。変に自慢ぽくならないように全てファクトベースで書くことには注意した。

試験については、TOEFLは運良く一回で充分な点数が出たので、大変印象の
良い試験だ。スピーキングがほぼ満点に近かったことが大きかった。これは
ひとえに、慶應義塾湘南藤沢中等部・高等部時代の素晴らしい英語の先生方の
おかげだ。本当に感謝したい。
TOEFLを終えてからGMATに取り組んだが、GMATにはとても苦労した。同じ
試験でも、TOEFLは天使のイメージ、GMATは悪魔のイメージだ。「英語は話す・
聞くがしっかりできればいい」と考えて、学生時代それに見合った勉強を
集中して行ってきたために、文法がからっきし分からず、「こんなもの勉強
しても時間の無駄だ!」という苛立ちから抜け出すことから始めなければ
ならなかった。結果的には、なんとか自分を納得させて、「オリジナル
GMATメモ」を作成し、よく出るポイントを独自にまとめていったことで
頭が整理され、なんとか及第点をとることができた。
学校のテストは効率的に準備すれば短時間でなんとかなるが、GMATは
効率性を追求することが得策でない珍しいタイプの試験であるように
感じた。個人的には、申請プロセスの中でGMATに一番苦労した。

推薦状。心から尊敬する上司・先生や先輩方に推薦状を書いて頂くことが
できて、この点は何も思い残すことはなかった。むしろ、「これだけの
素晴らしい方々にご推薦頂いて不合格になったら、情けなさ過ぎる」という
プレッシャーすら生まれたくらいだった。皆さんの温かさを再認識する
機会になると思う。

大学の成績証明書。意外と大事なようだ。巷の噂では、GMATと大学の成績は
どちらかがイマイチでももう一方が良ければカバーできるそうだ。僕はGMATに
とても苦しんだ一方で、大学時代の成績が運よくGPA3.7とそこそこに
良かったので、精神安定剤として機能した。

上記の内容で一定の評価をされると、面接に呼ばれる。既にだいぶ長くなった
ので、MBA面接から感じたことについては、次項に譲る。

以上、MBA受験は誰にとっても長丁場だと思うが、あまり「どれがどのくらい
評価対象として重要」と考えたりせず、全体に丁寧に力をかけて準備するのが
結局は近道であるように思う。
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