スポンサーサイト 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
 
オーストリア/ウィーン 
今日はオーストリアの首都・ウィーンを訪れている。

オーストリアは街も自然も大変きれいだが、個人的には歴史探訪に色々と
感じるものがあった。

特に印象深かったのが、世界遺産にも指定されているシェーンブルン宮殿。
ハプスブルク王朝の歴代君主が主に離宮として使用したものである。
ハプスブルク家は、現在のスイス領内に発祥したドイツ系の貴族の家系で、
中世の血縁制度を利用した政略結婚により広大な領土を獲得、南ドイツを
代表する大貴族に成長したものだ。中世から20世紀初頭まで
中部ヨーロッパで強大な勢力を誇り、オーストリア大公国、スペイン王国、
ナポリ王国、トスカーナ大公国、ボヘミア王国、ハンガリー王国、
オーストリア帝国などの大公・国王・皇帝を輩出した、ヨーロッパ随一の
名門王家と言われている。

感覚的にピンときやすい有名どころでいうと、マリーアントワネットや
エリザベート、マリア・テレジアなどもこの家系だ。

宮殿はまさに贅を尽くしたものであり、庭園もとても綺麗で、足を踏み入れた
最初の印象は、ハプスブルク家は、さぞ裕福な生活を謳歌していたのだろう
という短絡的なものだった。

しかし、宮殿内をよくよく見学していると、とてもそんな生易しいものでは
なく、むしろこの一族は、産まれてから死ぬまで、悲壮な運命に苦しめられ
続けていたのだという印象ばかりが目に付いた。
一人ひとりが国のため、政治のために一挙手一投足を自ら制限し、
その人生を捧げた。豪華絢爛な装飾の一つ一つは、少しでも家族の
そうした苦悩を和らげようとして、それでも彼らの心を癒すには足りず、
結果的に無機質な輝きばかりが増えていってしまったのではないかと
思わせるものであった。

「普通」というものがどれだけ幸せか、改めて思い知らされる思いだった。

a1
シェーンブルン宮殿。外側はあえて抑えてあるのか、そこまで華美ではない。

a2
ヨーロッパ最大の「地底湖」。ディズニー社の映画・三銃士の舞台としても
使用されたもの。20世紀初頭まで、石切り場として使用された地下道の
更に下に、湖があったもの。船で湖を回ることができたのだが、映画の
1シーンに入り込んだようで、神秘的だった。

a3
モーツアルト像。6歳でシェーンブルン宮殿に招かれ、皇帝に曲を披露した
神童。現代に産まれたら、どんな曲をつくったのだろう。

a4
オーストリアの伝統料理。カツレツのような感じ。

a5
オーストリアの伝統的なお菓子・ザッハトルテ。このお菓子を発明した
ザッハ・カフェがたまたま近くにあったので、ここで食べることが
できた。甘すぎず上品な美味しさだった。ドイツ語は全く分からない
が、事前に調べておいて「トイレどこですか?」が通じて、大変
嬉しかった。スイスでも感じたが、言葉が通じないと、本当に
普段の倍くらい疲れる。

明日は今回の欧州本土散策の最後の目的地・チェコを訪れる。
スポンサーサイト
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。