スポンサーサイト 
上記の広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。
新しい記事を書く事で広告が消せます。
 
 
攻撃・反撃からは新たな悲しみしか生まれない 
川島選手がベルギーリーグで相手サポーターから暴言を受けた。
相手サポーターの発言は、絶対にしてはならないもので、彼らに
何らかの処分が下るのも致し方ないと思う。川島選手の悲しみを
思うと、非常に辛い気持ちになる。

しかし、方々から漏れ聞こえてくるコメントを聞いたり見たりしている
と、当該発言をしたベルギーのサポーターたちに、ひどく攻撃的な
コメントが目につく。

最近の韓国コンテンツに対する抗議に関しても、似たことが言えるように思う。
僕はどちらを肯定も否定もしないし、する立場にもないが、ただ一つ言える
のは、必要以上に攻撃的になっている人がいるのではないか、ということだ。
日本のテレビに出ている韓国の芸能人の方々は、きっと「日本で受け入れて
もらえるのだろうか」という不安と戦いながら、自分の未来を切り拓く
ために必死に頑張っているだけだと思う。或いは夢を叶えたくて頑張って
いるだけかもしれない。

少し前に、ある国のサッカーの代表チームが日本代表チームに暴力的なプレー
を繰り返したり、その国のサポーターが日本チームに物を投げつけたりして
問題になったが、その時に日本側から出ていたコメントにも、同じような
異常な攻撃性を孕んだものが見られた。

どちらが正しいとか正しくないとか、そういう議論より先に、攻撃的になること
は絶対に良くないと思う。「これは反撃だ」という人もいるかもしれないが、
それも同じ。攻撃・反撃のどちらからも、更なる悲しみしか生まれない。

自分の国に帰属意識を持って誇りを持つこと自体は良いことだ。
だが、どんな時もそれを、他の国への攻撃につなげてはいけない。また、
他の国を攻撃するという、自分の国の誇りを貶める行為には、本当の祖国愛
は感じられない。

僕は生まれつき2つの国のバックグラウンドを持っているので、
たぶん多くの人にはない、色々な経験をした。しかし僕の場合は、家族を
含め、周囲がいつもとてもしっかりした価値観を持つ良い人たちだったし、
誰かから人種差別的な発言をされても、「二つの国の背景を持っていること
は、強みだ。」と小さい時からいつも感じているので、攻撃を意に介したこと
がない。

しかし、世の中には、色々な過去を背負って、色々な環境で生きている
人たちがいる。そういう人たちを見てきたのも事実だ。

誰かが深い意味もなく発した「反撃」の一言が、ある民族の怒りの火に油を
注ぎ、それが戦争につながったりしてもおかしくない。反撃は、そんな
恐ろしいリスクを孕んでいると、そう思ってほしい。後から後悔しても
遅い場合がある。「あの時、適当に流しておけば良かった…」と後悔するかも
しれない。

だから、国際舞台での攻撃・反撃は、小さなことでも、特段やっては
いけないことだと僕は思っている。

攻撃されたら、変にダメージを食わないように守備だけすればいい。
何度も繰り返されるのがどうしても嫌なタイプのことであれば、誰かに
仲裁に入ってもらおう。今回のサッカーの件なら、審判であったり、FIFA
であったりするだろう。自分で戦って解決しようとしてはいけない。
重要なことであればあるほど、当事者が冷静に解決できるとは思えない
からだ。だから、僕は川島選手の行動は素晴らしいと思う。彼は、相当
頭にきたと思うが、観客席ではなく、審判の方に一目散に走っていった。
彼はとても頭の良い人で、潜むリスクを感じていたのだろう。

平和がどれだけ大事なものであるかは、歴史を学んだ人であれば、
皆知っているはずだし、平和が損なわれるのがどれだけ簡単かも、
知っているはずだ。

ワールドカップアジア予選も始まるが、「敵」なんてどこにもいない。
出場枠をめぐって競うが、僕たちは敵じゃない。この地球上で同じ時代に
生まれて、日々の安全や健康をお互いに保っていくために協力していく
仲間だ。蹴飛ばされたら、相手には何も言わず、正当な形で、審判に
言おう。ネット上などで激しい反撃のコメントをするのもやめよう。

仲間の誰かが攻撃的になったら、その人が冷静になるまで皆が冷静に
待っていれば、その人も必ず自分が空しいことをしていると気づく
だろう。反撃からは、新たな悲しみしか生まれない。
スポンサーサイト
 
 
 

管理者にだけ表示を許可する

 
トラックバックURL
http://ttlbs.blog129.fc2.com/tb.php/258-27360f0a
 

上記広告は1ヶ月以上更新のないブログに表示されています。新しい記事を書くことで広告を消せます。