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ダイヤのA(エース) 
8年前に僕がGS時代に来たときにはまだ色々と課題が多かったのだが、現在の
ロンドンは、食べ物も格段に美味しくなっているし、天気も良いし(年間
降雨量は実は日本の半分くらい)、街並みはきれいだし、円高で物価も高く
感じないし、良いことばかりなのだが、不便があるとすれば、日本の
素晴らしいコンテンツの数々(Jリーグ、漫画、アニメ、バラエティなど)に
対するアクセスが限定的になることだ。

数々の素晴らしい漫画の中のひとつが、ダイヤのA(エース)である。

野球漫画に多いのは、弱いチームが強豪を倒していくストーリーだが、
ダイヤのAで主人公が所属している青道高校は、全国各地から選ばれた
選手が集まる野球の名門校である。主人公もスカウトを受け、長野県から
東京都にある当該高校へと渡った。

今日の甲子園決勝戦でも、「大阪vs"大阪"」などと、野球留学生の多い光星学院
を揶揄するような報道もされていたが、僕は野球留学、特待生制度を批判する
ことに反対だ。中学生の段階で自分の目標を明確にし、親元を離れてまで
夢を叶えようとする若者に対し、賞賛は浴びせても批判などもってのほかだと
思う。試合に出てきた強豪チームのメンバーを見た人の中には、あたかも彼らが
試合に出るために集められたように思う人がいるようだが、そういうチームは
当然ながら9人以上(というか100人内外)のハイレベルなプレーヤーを集めて
おり、野球留学生の中での熾烈な競争を勝ち抜いて、やっとの思いでグランドに
立っているのだ。わざわざ野球留学をしたのに試合に出られない、というリスク
を背負って、彼らは家を出ているのだ。地元にいれば楽々エースになれたかも
しれないのに。

若いうちから自分で高い目標を設定し達成する、その覚悟、その志、その
突破力に僕は尊敬の念を抱いている。もしそういったチームにはどうしても
甲子園に出てほしくないんだとしたら、自分が強くなって彼らに勝ち、
出場権を奪い取るしかないのだ。その覚悟もないのに、彼らの志を批判する
権利などない。

「公平」、「フェア」などの言葉の意味を履き違えている人が多いように思う。
強い者が正当に勝つ、良いパフォーマンスをした者が正当に勝つ、それが
公平であり、フェアなことだと思う。それでもどうしても文句があるなら、
とりあえず勝ってから言わないとカッコ悪い。

僕が通っていた慶應湘南藤沢中・高等部では、部活への所属が原則として
義務になっており、高校・大学への進学の可否を判断するためのスコアリング
システムの10%(当時)が、部活での貢献度となっている。僕は台湾代表に
なる、という夢を叶えるため、当該10%のスコアを諦め、FC町田のセレクション
を受けて入団し、部活には所属しなかった。周囲には良く思わない人もいたし、
実際に批判的なことを言われたこともある。足を引っ張りたかったのか、
僕のことが嫌いだったのか、理由は定かではないが。僕はもちろん
「何言ってるんだ?犠牲にするものは犠牲にして、自分の責任でやっている
んだから、関係ない人間が茶々入れるな。」としか思わなかったが、一部の
思慮の浅い人たちのせいで、頑張っている今の高校生が不当な批判に
晒されていることには納得いかない気持ちでいた。

僕は舌足らずで気持ちをうまく表現しきれないが、ダイヤのAは、この議論に
対するひとつの答えを秀逸な描写とともに示してくれている。
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